2014年2月19日水曜日

本棚 不揃いの木を組む


今年に入って2冊目の本読了。


不揃いの木を組む (文春文庫)


法隆寺/薬師寺の棟梁だった宮大工西岡常一の弟子
小川三夫が語ったことを、
塩野米松が聞き書きしたもの。

高校卒業後に西岡棟梁に弟子入りを頼むものの断られ、
諦められずに宮殿師に弟子入りして機会を待ち、
21歳で弟子入りを果たしている。

自身も
鵤工舎を設立し、弟子を取り始める。
寝食を共にし、親方や先輩の仕事を手伝いながら学ぶのである。

「弟子も材料の木もみな不揃い。
不揃いのものを活かして
総持ちで作り上げるから丈夫で美しい建物が建つ」

宮大工とサラリーマンの違いはあれど
部下を持つ管理職の方には
参考になる一冊、
これもお薦めです。




FC2