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2018年7月22日日曜日

読了だったり、森と氷河と鯨〜ワタリガラスの伝説を求めて〜


星野道夫の大ファンだった。

過去形なのは、すでに亡くなられていて、
新たな著作を読むことが出来ないから。

でもやっぱり今でも大ファンです。

この本は星野道夫の遺作。

貧乏性なので、文庫化されるのを待っていた。

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苔むした森、蒼い氷河、ザトウクジラの海……
北極圏の人々に伝わるワタリガラスの神話をテーマに巡る、
南東アラスカからシベリアの壮大な写真紀行。
星野道夫ファン必携の一冊です。
(世界文化社 著書紹介ページより)

一瞬を捉えた写真が、星野道夫の文章と相まって、
その物語まで伝えてくれる。

そして何より、星野道夫の文章の底辺にあるものは、
読むものを優しく包み込む
あまり読み返しをしないたちなのだが、
星野道夫の著作は何度も読み返したくなる。

過去に置いてきてしまったもの、
忘れてはならないのに忘れてしまったもの・・・
何かそんなものを思い出すような、そんな感覚になる。

また、初期の著作を読み返してみたくなった。

2018年4月4日水曜日

読了だったり、大水滸伝


「岳飛伝  17 星斗の章」読了!


これで、
「水滸伝」19巻、
「楊令伝」15巻、
「岳飛伝」17巻、
北方「大水滸伝」全51巻を読了した。

内容についてはあえて書かないが、
ただただその物語の展開に圧倒され引き込まれた。

文庫版最後の解説が
北上次郎というのもよかった。

時間ができたら全巻読み直したい。

老後の楽しみだな(笑)

#北方謙三
#大水滸伝
#水滸伝
#楊令伝
#岳飛伝



2016年4月4日月曜日

読了だったり、『還るべき場所』


ここ数年、忙しさのあまり縁遠くなっていた本を読むという行為。

忙しさだけでなく、ブログを書いたり読んだりSNSをしたり、そんなことに
時間を取られていたのかも?


今年に入ってそんなスマホライフを少しだけペースダウンして、本を読むことを再開した。

やっぱりイイナ、スマホライフでは得られないものがある。


ということで、『還るべき場所/笹本稜平』読了。


この著者の著作を読むのは初めて!

数年前に購入していながら、600ページ超という大作故に、
なかなか読み進めなかった一冊。

読み始めは著者独特の回りくどい表現が気になってしかたなかったが、
読み進めるていくとストーリーに引き込まれて一気に読んでしまった。

あえて分類するなら山岳小説になるのだろうが、推理小説的な要素もあり、人の生き様を考えさせられる部分もありでなかなかの良書であった。

この著者の別の著作も読んでみたいと思わされた。
ちなみ比較的若い作家かと思いきや、自分よりも結構上の世代だった。


(自分メモ)
還るべき場所 190
人間は夢を食って生きる動物だ。夢を見る力を失った人生は地獄だ。夢はこの世界の不条理を忘れさせてくれる。夢はこの世界が生きるに値するものだと信じさせてくれる。そうやって自分を騙しおおせて死んでいけたら、それで本望だとわたしは思っている。

還るべき場所 291
欲得ずくでも人は動くが、魂の力で動く人間がいちばん強い。・・・。死後の魂の存在を信じているわけではないが、ときとして死んだ者の心は生きている人間の心を深いところで突き動かすことがある。

還るべき場所 310
そもそも人生というのはつまらんものだ。若いうちなら勢いで突っ走れる。なんにでも夢中になれる時期がある。それがそのうち惰性になり、世間のしがらみに絡めとられて、なにか面白いのかわからなくなる。しかしな、本当の勝負はそこから始まるんだ。つまらん人生に花を咲かせるのが本当の才覚で、モチベーションが希薄になったなんて愚痴を言っているうちはまだ半端者だ。砂漠のような人生に大輪の花を咲かせることのできる人間こそ一流だ。

還るべき場所 315
山が人を惹きつける理由については・・・。『山がそこにかるから』というマロリーの言葉は、たぶんその答えではなく、それが回答不能な問いであることを示したにすぎないものです。それは言葉てはなく、生きることによってしか表現できないなにかなんです。

誰もが山に惹かれるわけじゃない。しかし現実の山じゃなくても、誰もが心の中に山を持っている。それは言葉では定義できないが、どんなに苦しくても、むなしい努力に思えても、人はその頂を極めたいという願望から逃れられない。

還るべき場所 553
この体で、心で、自分がこの世界に存在している意味を味わい尽くしたいからだ。苦しいのはもちろんだが、確かに感じてもいる。この世に生を享けたことがどんなに喜びに満ちたものかをね。

2015年11月3日火曜日

読み聞かせだったり、「星からおちた小さな人」佐藤さとる


「豆つぶほどの小さな犬」佐藤さとるを読了。

今回は読み始めてから4ヶ月半かかってしまった。

前回の1.5倍。


もう少し速度を上げないと、江戸川乱歩までたどり着けそうにない。

ガンバレ、俺!

という事で、佐藤さとる3冊目。


息子くんも、前作を読み聞かせている時は静かにしていたので、
きっと面白かったんだろうと勝手に思い込んでいる。

今度のは果たしてどうだろう?

自分自身もストーリーをわすれているので楽しみである♬


2015年6月18日木曜日

「豆つぶほどの小さないぬ」佐藤さとる


「誰も知らない小さな国」佐藤さとるを読了。

読み終わるまでに3ヶ月もかかってしまった。

詳細は、2015年 3月17日のブログ
「誰も知らない小さな国」佐藤さとる

仕事の関係で、息子くんが寝るまでに帰れない日が続いたので、しょうがないか ^^;

読み聞かせを始めた頃は、
息子くんも何となく聞き流している様子だったが、
物語が進むに連れて内容に引き込まれたようで、
最後は一日に2章読む事に・・・

僕自身も、昔読んでいるとはいえ内容は忘れてしまっているところが多いので、
思い出しつつ楽しみながら読む事ができた。

当初の目標である、
次が読みたくて息子くんが自分で読むようにはならなかったが、
シリーズの次の物語も読んで欲しいという事なので、
目標の半分は達成したと思ってもいいのかもしれないな?

読み終わった本は、僕の本棚に収納!
僕の本を追い出して、
息子くんの本でいっぱいにしてもいいよと言っているが、
それは難しいだろうな。

次は、
「豆つぶほどの小さないぬ」佐藤さとる。


シリーズ続編です。

2015年3月17日火曜日

「誰も知らない小さな国」佐藤さとる


藤子不二雄のマンガや電車本、
バスの路線図ばかり読んでいる息子くんのために、
佐藤さとるの
「だれも知らない小さな国」を購入!


僕が子どもの頃に読んだ本で、
気に入って何度も読み返した覚えのあるもの。

コロボックルシリーズはほぼ読破したかな?

帯には読みつがれて55周年の文字が・・・
名作なんですね。

息子くんまだ自分で読もうとはしないので、
毎晩寝る前に読み聞かせ!

気に入ってくれて、自分で読んでみる気になることを祈りながら。

本にはいろんな世界があるので、本好きになって欲しいな〜

このシリーズを読み終わったら、次は江戸川乱歩かな?








2014年2月19日水曜日

本棚 不揃いの木を組む


今年に入って2冊目の本読了。


不揃いの木を組む (文春文庫)


法隆寺/薬師寺の棟梁だった宮大工西岡常一の弟子
小川三夫が語ったことを、
塩野米松が聞き書きしたもの。

高校卒業後に西岡棟梁に弟子入りを頼むものの断られ、
諦められずに宮殿師に弟子入りして機会を待ち、
21歳で弟子入りを果たしている。

自身も
鵤工舎を設立し、弟子を取り始める。
寝食を共にし、親方や先輩の仕事を手伝いながら学ぶのである。

「弟子も材料の木もみな不揃い。
不揃いのものを活かして
総持ちで作り上げるから丈夫で美しい建物が建つ」

宮大工とサラリーマンの違いはあれど
部下を持つ管理職の方には
参考になる一冊、
これもお薦めです。




2014年2月14日金曜日

本棚 北方版史記「史記 武帝紀 5」


新年、最初に読了し本棚に収まる本は
これ・・・



ハードボイルド小説をメインに書いていたころからの北方ファンで、
文庫化されたものは9割がた読んでいます。

歴史小説は、
あまり好きな分野ではなかったので
触手が伸びなかったのですが、
北方謙三の書いた歴史小説は
めちゃくちゃ面白い!

お薦めです。


そういえば、
中学生の頃だったか?
背伸びして
「三国志」(だったと思う)に、
チャレンジしたことがあったと
記憶しています。

途中で撃沈したけど、
あのハードカバーの独特の匂いだけは覚えています。

匂いの記憶というのも
面白いものですね。


そういえば
2月15日頃に「史記 武帝紀 六」が
発売されるはず・・・

明日本屋に行ってみよう ♪




2013年11月22日金曜日

本棚 「キレイゴトぬきの農業論」


友人の書評が良かったので購入。

著者は久松達央氏。

脱サラ就農している。

帯に
「有機農家が畑でロジカルに考えてわかった真実!」
とあり、
キレイゴトもタブーも一切なしとのこと。

久しぶりに読むのが楽しみです。


キレイゴトぬきの農業論 (新潮新書)

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